若い人と話すきっかけがあり、志を持っているか、と聞くとほとんど漠然とした答えで、はっきりした志はないようです。目標はあるんですが、それも何となく憧れです。その一方で私はというと、志を寸暇を惜しんでひたすら、口に出し念じている。新しい商品を作ろうと必死で努力している人は、ひたすら思い念じて製品を完成され、成功したはずです。商売に携わる者は、ひたすら寸暇を惜しんで念じ、志を実現していった人たちなんです。こういった心の持ち方を、無性に若い人に知ってもらいたいと考えます。
最近の私は、お坊さんの修行のようで、早寝早起きで、朝5時からの読書が最高に心地いい時間となっています。それまでに、20分ほどの座禅もします。これが習慣となり、仕事に意欲が出、充実した毎日を過ごしています。これが一人生活の一番の楽しみです。こんなすがすがしい生活があるなど、それまでは、つい知りませんでした。きっと何かが私に、導いてくれ、今の私があるようです。
本当の勇気というものは、良心に恥じないこと、これが正しいと思わないことには、湧いてこないと思います。勇気が足りないときは、何が正しいかということが非常にあいまいであることから出てきていると思います。自問自答して何が正しいかと考える。そしてこの正しさは、絶対譲れない。この正しさは通さなければいけないと確固たる信念を持つならば、そこから出てくる勇気は、たとえ気の弱い人であっても非常に力強いものとなると思います。
今ここに莫大なお金を持っていても、大きな家に住み いい車に乗り いい時計いをもち 有名なレストランでの食事 旅行 楽しいようでしょうがどうですか、莫大な財産も子供のためにはならないでしょう。強く生きる 永く生きるこれを考えた場合。今いかに心が満たされ、充実して何かに打ち込んでいるかが大事でしょう。有名な歌手 俳優 大半が、50代 60代でなくなっています。強く 永く 生きられなかったわけです。もっと能力を発揮できたはずが途中で、切れる人生。おそらく、酒を飲み ぜいたくな食事にあけくれて、周りから見ればいい人生のようですが、決して人生を全うしていません。そんな中で、日本でも最高に成功した実業者、松下幸之助氏は、90代まで、それも現役の姿で生きられました。こういった強く 永く生きた見本があります。今自分の心に問うてみて、満たされているか、心から没頭しているものがあるか、安らぎがあるか、この辺が大事だととくに思います。
幸福な人間とか 丈夫な人間とか 生まれつき恵まれた人間だけに与えらる幸運で、みんな苦労しにこの世に生まれてきたようなもんだ。と昔の人がよく口にしていました。生きる正しい方法を知ってきたら、人生ぐらい愉快な、人生ぐらい恵まれた、人生ぐらいありがたいものはない。結局、心が人生を感じる感じ方そのまま極楽にもなり、地獄にもなるわけです。そこで心に極楽を感じる生き方をするには、心の中を掃除しなければだめなんです。そうしない限りは、どんなに学問しようが、どんなに出世しようが、名誉 地位を高めても、またお金ができても、はたから見れば幸せそうに見えるかもしれないが、本人はちっとも幸せでない。夜の寝際はもっともきれいな気持ちになり、世界一自分よりきれいな気持ちはないぐらいの人間になって眠りましょう。
心の状態が積極的でないと,どんなに学問をしようが、どんなに名誉や地位を高めようが、金ができようが、健康も運命も完全にはならない。なぜか、生命の力が増えてこない。神経系統の生活機能がアンバランスになるからです。ものを食べて、夜寝て、昼間起きて生きているこのことは、神経系統の生活機能が一切を行っているからです。その神経系統は、積極的でないと完全に働かない。つまり、心の態度が積極的であれば神経系統も積極的になる。心の態度が消極的ならば、神経系統の生活機能も消極的になる。ちょっと簡単なことでも、例えば紙の上に一本の線を引く場合でも、心が穏やかな時は、まっすぐ引ける。ところが心に興奮があるとか、心配や苦労があるときまっすぐ引けない。この簡単なことを考えても、心の態度が重要と分かるはずです。
商売をしていて、知人の保証人になり、それが原因で、商売をつぶし、離婚している、これも自分が運が悪いといってよく愚痴っている人を見かけました。これなんかも自分の心の持ち方が原因で積極的な気持ちがなくなり、消極的な思いが、今の自分を作っている、原因が自分の心の持ち方にあると、ある程度歳をとると素直に、今の自分を作っているのが、自分の心の持ち方にあると考えられない。人のせいにする、運の悪さにする、ほとんどそういうふうに解釈する年配の人が、哀れな人生を送るように思います。いくつになっても心の持ち方を変えることによって人生は変えられるんですが、
正月を迎えるため 最北端の旅で、宗谷岬に集まる若者 工場のラインの仕事で、面白くないから、恋人に振られたから、仕事も面白くないし、何かあると思い旅に出たこんな言葉が飛び交っている。私も20代 海外の冒険の旅をしました。その時もすることも特にないので、冒険の旅をして世界を回るといった人に会う、おそらくこれも現実に打ち込むものがなく、旅に生きがいを持とうとしていたんでしょう。私は、将来の仕事を何をやるか、そういった気持ちで旅に出たそんな感じです。友達でも冒険の旅に出たものもいました。ただいえることは、ほとんどが現実逃避なんです。友は帰ってから、生活のためなにかの仕事につき 家庭を持ち、仕事は生活のため面白くないから趣味で気を紛らしているそんな人です。ここに、仕事に、没頭して、仕事を通して、心を、人を磨き、仕事の素晴らしさに涙する。仕事そのものから得るものがあり、仕事の素晴らしさを知った人、逃避だけの人にはわからないでしょう。丁稚奉公から成功した昔の人、一つの商品の発明に没頭した人 人はやはり仕事から得るもの、人を成長させてくれる仕事、これを知らないと本当の人生はわからないと思います。仕事が人を作るんです。遊びは遊びそれだけのものなんです。
今私の仕事2月一番忙しいときです。海外旅行が安く殺到します。例えばお正月ハワイ30万円が今10万円ぐらいです。過去に、お正月両家の母を連れて、7人のお正月ハワイ旅行に行った話をしました。約300万円使いました。高級な車を1台買うぐらいの金額です。新卒の若者が300万円か、とびっくりしていました。いま妻 妻方の母は天国に行きましたが、今思えば思い切ってハワイに連れて行ってあげて、本当によかったと思います。妻方の母 妻 妻の姉妹たちも喜んでくれていました。いい思い出です。人の行動で、生きたお金の使い方、心から喜んでもらう生きたお金の使い方を学びました。そんな考えがあるんだなと若者は、聞いていました。
私より一つ歳上の人と話し、がんで入院今抗がん剤の治療をしていて、痩せて、ゆっくり歩いている、こういった方が周りに本当に多くなってきました。いま肉体 心は 道具であるといったことがある程度理解できてきています。本来の自分は、霊魂 魂であり、これが宇宙のエネルギーとつながっていて、心を積極的にすることにより、このつながりが強固になり、いい人生が送れるようになるということです。たった一度の人生 肉体は滅びますが、魂は永遠に生きているこういったことが分かってくると、この年齢で医者の治療をせず、ひたすら魂のみが本来の自分であるといった気持ちを持つことで、下手な治療をせず、毎日明るくそのまま生活し、生ききることが大事と確信しました。
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