今一生懸命、仕事に打ち込みながら人生の心理を考えた生活をしている。もし私が一人の生活 こういった環境になかったら、おそらくこういった心境で生活していなかったと思われる。おそらくとんかつのレストランと病院のリースと マンションの家賃と年金の収入で、妻と、のんびり生活しテニス三昧で、孫をかわいがる生活を送っていたと思われる。それが一人の生活になり、そのため、人生を真剣に考え 生まれた時より少しだけきれいな心になって人生を終える。こんな生き方をすることができる。そして早寝早起きな修行僧なような生活を、こういったことができる環境をこの上なく幸せと思う今の私です。こういった境遇になかったら、仕事 人生の心理 こんなことを考えずに生活したことでしょう。
例えば、事業がうまくいかないときでも、運が悪いんだなと思はないで、何か自分の心構えなり、方法に大きな誤りがあったのを、こういう結果になって、天が教えてくれているんだなと考える。どこかに筋道の違っているところがあるんだ。ああ、ありがたいことだ。とにかく生かしておいてくれるこれから盛り返すことができる。こう考えることが肝要です。それと、自ら省みて、千万人と言えども我いかんという言葉があります。一言ものをいうときでも、本心良心にもとらない。自分の言葉や行いは常に本心良心そのままという気持ちを心掛けの第一とすることなんです。
昨日は ひらめきがあり、新しく仕事の方向がはっきりしました。極めて嬉しい日となりました。振り返ってみますと私の人生に何度ひらめきがあったか、世のいう発明 発見はちょっとしたひらめきによります。人を好きになり思っている若いころ、これは誰にもあると思います。ところがある日突然出逢った人に、今までにない感じがし、この人と縁があるとひらめきましたこらが私の結婚です。家族でハワイに行く飛行機の中で、今の仕事スーツケースレンタルこれがひらめき今に至っています。それからいろんな人の出会いがありますが、ほとんどひらめきで親しくなっています。今の仕事でも、何度も仕事の方法、取り扱い方もろもろのものが、ある日ひらめいたこういった連続です。打ち込むことによって研ぎ澄ましたようにひらめきが出るように思います。このひらめきを後生大事に精進したく思っています。
われわれ人間がいろんなものを考えたり思ったりするのは、何のためかという本当の意味を知ってる人は少ない。今日は今日、明日は明日、生きてるそのまんまでいいんだ、思ったり考えたりすることは、人の心の当然の働きという程度の理解しかないと思う。この思ったり考えたりすることを取り扱わなければいけない。今目の周りにあるもの、目に触れるすべてのものはほとんど心の中の考え方が作り上げています。心の中の考え方が、今のあなたにしています。健康とか不健康 運がいい悪い 各々みんな違っていますが、それぞれの心の中の考え方が、その違っているあなた方にしているのに気が付かなければいけない。自分が現在あるのは、心で思っている考え方がそう作っているんです。原因的なことを全然考えないで、これを自分で蒔いた種じゃないと思っている。そうじゃないんです。自分の心の中の考え方思い方が、現在の自分にしているんです。自分の念願や宿願、ああなりたい、こうなりたいと思っていることが叶うか叶わないかということは、それが外にあるのでなく、みんな自分の心の中に与えられた心の思う力、考える力にあるんです。
ありがたい 、人間の心にのみ自分の生命と宇宙霊とを結合することができるような働きを与えていただいている。そういったことを知らず、もったいなくも棚上げして、病は病、運命は運命と別々に考えるからとんでもない結果になる。この世の中は公平にできてると思う。だから、心を積極的にしさえすれば、健康も立ち直るし、運命も立ち直ることができる。だからもっと自分の心を磨くことが大事です。女の人は朝起きると、鏡の前で一生懸命化粧をして磨く。それと同じように心もすればいかがでしょうか、もちろん男も同じです。どんな場合でも、理屈をつけないで、病の時はよりいっそう、不運な時にはよりいっそう心を積極的にする。どんな場合でも。本当の自分の中には、宇宙のエネルギーの気が入っているんだを忘れてはいけないのです。
寝食忘れて打ち込む と言いますが、松下幸之助氏が自転車用のランプを作ったときが、そんな状態だったらしいです。つらいとか苦しいとか少しも思わず、それまでの自分の体験なり世の人々の姿から、このままでは不便だ、何とかより便利なものを作り出したいという強い願いをもち、同時にそのような仕事が好きであった。世のためにその必要性を強く感じて、そのために一生懸命に打ち込むことの大切さをしみじみ感じたといっております。また稲盛和夫しは第二電電を作るとき、他の誰もしない、どうしても安い電話料金のため必要性を感じ、私利私欲はないか、自分の名を売るためにしようとしていないか、時間をかけて自問自答して、世のためと本当に、純粋な気持ちでやっておられます。こういった二人の偉大な人に少しでも近かずく気持ちで、今の、スーツケースの仕事に携わっていきたく思っております。
指導者にとって、極めて望ましいことは、人を引き付ける魅力を持つということだと思います。この人のためには、と感じさせる魅力があれば、人が集まり、またその人の下で懸命に働くということにもなるでしょう。もっともそうはいっても、そうした魅力は先天的な面もあるでしょう。誰もが身に着けることはむつかしいかもしれません。しかし努力次第で人情があるとか、人を大事にするとか、で、一つの魅力ともなるでしょう。いずれにしても、指導者は引き付ける魅力の大切さを知り、そういうものを養い高めていくことが望ましいと思います。
大阪の地下街で、私がカレーの店で食券を買っている時、私より10歳ぐらい上のおじいさんが、後ろ向きに私の横で倒れました。あわてて近寄りました、普通に話せるようでした。そこに通りがかった若い看護婦の方がいて、脈をとり懸命にみていただきました。数人の人が寄ってきました。カレー店の店長も来ました、また駅の責任者も来、車いすも持ってきて、たいへんそれぞれが親切にされ、私なりに、協力もしました。でも、大丈夫なようで、改めて、人の親切を味わい嬉しい気持ちになりました。最後に私が起こしてあげて、おじいさんは御礼をしていました。
人間の生命の始まり 気という宇宙のエネルギーがあって 一番最初に母の子宮の中にできるものは、この気が肉体の中心となって存在する場所が一番先にこしれえるんです。これを生理科学では四畳体と言います。四畳体の下に間脳というものがある。この間脳というものが真の人間というものの正体です。これが一番最初にでき、その後に、神経系統ができ筋肉細胞や、内臓ができる。肉体や内臓は一番後にできるのです。見えない気が自分なんです。この気が、現象世界でその生命を表現する場合の必要な道具として与えられたのが肉体と心ですこの肉体を使うだけ使えば、この気はその肉体という道具をもう使っていかれないから、肉体から離れるのです。この気は永久になくならないのです。これを宗教では霊魂と言います。だから、今まで自分と思っていた肉体 心は自分でなく 気が生きるための道具なんです。今までとは全然違った気持ちで自分の肉体を考え、心を考えると、健康や運命もどれだけ違った方向に働きだすかわからない。自分を常にもう一人の自分で守らせていくような考えで生きていくということです。結局積極的に生きることが、宇宙のエネルギーにつながり、人生を全うできるように思います。
健康も長寿も運命も成功も、極論すると、人生のすべてがこの積極精神というものが決定します。何をおいても平素人生に生きる場合、心の態度を十分に積極的にすることです。たいていの人はこれに目覚めていませんから、健康や長生きを、肉体を施す手段や方法が、何より大事と思っています。また運命や成功も、まず学問とか、経験とかを十分に豊富にしなければならないと思い込んでいます。もちろんこれらは必要なことですが、それは第二義的なことで、第一に必要なものは、精神の態度が積極的であるかにかかってきます。たった一回の人生あれば今からできる限り完全な状態で生かさなければいけないと思うのです。完全なものにするには、まず第一に心を、精神態度をどんな場合にも積極的にする。今現在の自分の心は積極的か、常に検討することです。
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